農業に転職して良かった事 10のリスト ~前編~
私は約一年半前に大手製造会社を辞め、農業に転職しました。将来的には自立経営を目指し現在は雇用就農の形をとっています。それからの生活は本当に劇的に変わりました!これまでを振り返り、農業に転職して良かった事を10個挙げてみたいと思います。
目次
1.毎日家族に会える
2.行きたくもない飲み会に行く事が無くなった
3.季節の野菜や果物を結構もらえる
4.パソコンに向かう時間が減った
5.幅広い知識が身につく
1.毎日家族に会える
私は、現在妻と子1人(2歳)の3人家族で暮らしています。以前の仕事は、大手製造会社で営業を行っており転勤・出張は当たり前。家族に会えるのは月曜の朝と週末だけと言うのがザラにあったんです。
農業を始めてもちろん大変な面もありますが、農業を始めてからは妻と子供の顔を毎日見る事が出来ています。家族から毎日元気をもらえますし、何より子供の成長を日々感じることが出来るので本当に良かったと感じます。
2.行きたくもない飲み会に行く事が無くなった
前職の時は、就業時間後の飲み会も毎週のように開催されていました。一人暮らしの時はまだ良かったのですが、結婚して家族が出来てからは出来るだけ家に帰りたいと考えるようになり、行きたくない飲み会も増えました。また飲み会に参加すると、一回で少なくとも3000円以上の出費がかさんでしまい、時間とお金を無駄にしていると感じていました。
一方で農業を始めてみると、私の職場では通勤に車を利用している人が多いためか、空が明るいうちに仕事が終わってもほとんど飲みに行く人がいません。地域差などはあるかもしれませんが、私自身農家は大酒飲みが多いと思っていたのでこれは意外でした。
3.季節の野菜や果物を結構もらえる
農業や田舎の生活というと、ご近所さんから野菜や果物をもらっているイメージありますよね?私もそういったイメージを持っていて、ちょっと期待していました。
実際、農業に転職して生活していると、季節による多少はありますが旬の野菜や果物をいただける事が多く、子供にたくさんの野菜を食べさせる事ができるので食育にも繋がっています。
4.パソコンに向かう時間が減った
以前の仕事で私が困っていたのが、パソコンに向かう時間が長い影響と思われる目の不調です。IT系ではなかったにもかかわらず1日平均6時間程度はパソコンに向かい、メールや資料の確認をしていました。ひどい時には目がチカチカしてしばらく目を閉じないと、近くの人の顔もまともに見れないような状態になり、大変なストレスでした。
農業を始めた今は、外に出て土や空と向き合う毎日なので、パソコンに向かう時間は長くても2時間程度。目に対する不安も無くなり、気持ち良く仕事する事が出来ています。
5.幅広い知識が身につく
農業に転職する前、私が農業を始める準備として本やインターネットを見て考えていた事は、『どこで農業に従事するか』『作物は何を育てるか』の2点でした。各自治体のHPや就農フェアに参加して情報を得ていると、何だか「どこ」で「どんな」作物を販売するかさえ間違えなければ就農出来るのだと勘違いしていたように思います。
しかし、いざ会社を退職して腰を据えて農業の勉強を始めてみると、農業機械、土壌環境、病害虫防除、気象、経営等々、勉強するべき内容は多岐にわたっており、農業者とはただ単に農産物を販売するだけではない事を痛感させられました。反面、現在では農薬管理指導士や大型特殊自動車運転免許(農耕車限定)、毒劇物取扱責任者の資格など、当初は考えつかなかったような資格を取得し、就農前と比べて自分のスキルが着実に上がっている事がモチベーション維持にも繋がっています。現在も独自に簿記2級、狩猟免許の資格取得を目指し日々勉強中です。
どうでしょうか?こうやってリストアップしてみると、農業に転職する前と後では生活が劇的に変わっていることを改めて感じる事が出来ますね。記事が長くなってきたので、続きは後半に記載することにします。
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